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橋のある風景 明治橋 もともとの橋はアーチ型ではなく、1904(明治37)年頃に木製トラス橋(トラス橋とは、直線部材を三角形状に結合して組み合わせた構造。鉄橋などに多くみられる)として建設されたようです。「明治橋」の名はこの先代トラス橋の竣工年にちなんだものでしょう。当時は橋脚のない橋は珍しく、近郷近在から弁当持参で見物に来る人もあったとか(昭和62年発行八幡浜市誌より)。1930(昭和5)年に現在のアーチ型の鉄筋コンクリート橋に掛け替えられたそうです。 長さは25.4メートル、幅5メートル。 撮影:2002年6月1日 以下は2010年10月7日追記。愛媛新聞社その他のネット記事によると、このほど土木学会(東京)の選奨土木遺産に認定されたとのこと。アーチの下側に路面がある鉄筋コンクリートの「下路橋」で、現役としては国内で最も古いことが評価されたという。愛媛県内でこの選奨土木遺産(2000年制定)に認定されたのは、あのNHKドラマ『坂の上の雲』のロケで、一躍脚光を浴びた内子町の田丸橋などに次いで四件目だとか。 |